中河内外道

中河内外道
出典:新テニスの王子様 第4巻 69ページ 著者:許斐剛

中河内外道(なかがうちそとみち)はU-17日本代表候補合宿に参加している高校生。角刈り頭とレンズの細い眼鏡が特徴。その無愛想な性格と精密機械のように左右のコーナー深くにボールを打ち続けるプレイスタイルから、総入れ替え(シャッフルマッチ)の選手紹介では「極妻泣かせのテニスロボット」と評された。

所属は3番コート。5番コートとの総入れ替え戦ではシングルス3でリリアデント・クラウザー(蔵兎座)と対戦。その際鬼十次郎との対戦を期待していたのか「どう落とし前々つけてくれんだ?」と不満を漏らしている。「落とし前の前」とは、無表情で硬派な雰囲気から冗談の通じないタイプかと思いきやそうでもないようだ。もっともジョークの内容はお世辞にも面白くもなければ上手くもない。

クラウザーの「対戦相手に強打をぶつけて試合続行不可能にする」戦法を何度も体に受けながらも物ともせず、むしろ一撃必殺の大技に頼っているせいで体力がつかないと指摘。それでも最後まで自分のスタイルを貫いたクラウザーを賞賛し、体力切れで倒れたクラウザーを抱えて席まで運んだ。その際鬼に「コイツ強くなるな」と嬉しそうに語りかけている。

その後は二軍選抜No.8に選ばれ、都忍と組んで伊達・伴ペアと対戦するものの敗北。しかしNo.12として日本代表に選ばれた。

中河内外道 能力チャート

  • パワー
  • 主にスポーツマンシップ的な意味で本来のテニスとはかけ離れた試合をしていたため正直測りづらい。しかし、パワーテニスが売りのクラウザーが相手だったとはいえ、中学生相手にパワーでは押されていたことを考えれば力がそれほど強い選手とは思えない。

  • フットワーク
  • クラウザーとのシングルスでは序盤は完全に主導権を握っており、逆に後半は打球をぶつけられっぱなしだったためフットワークを披露する機会がなかった。打球の直撃をかわせないと考えれば恐ろしく緩慢だが、この打球は切原赤也ですら対応できなかったことを考えれば、このことだけでマイナス評価するべきではないだろう。

  • テクニック
  • 300球近く左右のコーナーに打ち続けるほどの精密なコントロールの持ち主。鬼からも「お前がコードボールなんて珍しい」と評されている。しかし常人離れしたテクニック満載の「テニスの王子様」の世界で考えればあまりテクニシャンなプレイヤーではなさそうだ。

  • ゲームメイク
  • 前述の試合では左右コーナーに相手を揺さぶり続けるだけで十二分に効果的だったためそれ以上の実力を測ることはできなかった。相手に効果的な戦法をひたすらに続けることができる、スタミナと忍耐力の持ち主であることが伺える。

  • カリスマ性
  • 荘厳で取り付く島がなさそうだが実は仲間思いな兄貴分、と言葉にすればなかなか頼られそうな人物だが、内向的なのかあまり他の選手との関わりもなく、本心を見せているのも鬼に対してのみといった具合だった。根は良い人物なのだが周囲にそれが伝わるかというと難しそうだ。また自分から仲間を引っ張っていくようなタイプでもないだろう。

プロフィール

  • 学年 高3
  • 誕生日 7月14日
  • 星座 蟹座
  • 血液型 O型
  • 身長 187cm
  • 体重 78kg
  • 利き腕 右
  • プレースタイル アグレッシブ・ベースライナー

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