出典:新テニスの王子様 第5巻 118-119ページ 著者:許斐剛
跡部王国(キングダム)は跡部景吾が眼力(インサイト)を極めたことによって身につけた技。驚異的な洞察力を活かし関節や骨格が反応できない「絶対死角」に打ち込むことで相手は反応することすら出来ない打球を打つことができる。
使用時はまるでレントゲン写真でも撮ったかのように相手が骨まで透けて見え「スケスケだぜ」「ツルスケだぜ」などと言ってエースを奪う。唯一この技で打った打球を返球したU-17選抜No.10の毛利寿三郎は自ら関節を外すことで返球した。
技データ
- 球威
- 使い勝手
- 回転量
- 決定力
あくまでもコースを狙う技のため打球そのものは跡部が普段打っているものと変わらない。
3番コートの入江奏多との入れ替え戦(シャッフルマッチ)では跡部王国(キングダム)を習得したあともタイブレークが187-187まで続くなど一方的な試合にはならなかった。
相手の僅かな死角を見抜くことはできてもそこに寸分の狂いもなく打ち込める場面はある程度限られているのだろう。
基本的にストロークでの打ち合いの中で使用するためある程度スピンのかかったボールを打っていると思われる。
決まりさえすれば相手は目で追えても反応することができないため確実にポイントすることができる。
テニス経験者から見た 跡部王国(キングダム)
たしかに人体には死角が存在するが基本的には真横や背後のためテニスの試合でその角度からボールを打ち込むことはできない。また、正面にも目の盲点のような死角が存在するがあくまで「点」のためボールの軌道のように線で追えるものを反応できない死角に打ち込むことはまずできないだろう。
現実的に近い技術で言えばライジングショットや相手の逆をついたりすることで、相手がスプリットステップを踏むタイミングとずらして反応できない打球を打つことはできる。