不二周助は青春学園の3年生で名実ともに手塚に次ぐ2番手にして天才の異名を持つ。色白で栗色の長めの髪が特徴。物腰の柔かい人物で常に笑顔を絶やさないが、それゆえ心の奥底は表情から読み取ることが難しく、テニスの実力も乾ですらデータを取らせてもらえないというミステリアスな魅力を持つ。
試合でも感情的になることは少なくいつもどこか余裕を残したような雰囲気を漂わせているが、これはその優しさゆえに相手を圧倒することができず無意識に相手のレベルに合わせてしまっているためで、本気を出さないというより本気を出すことができないためであった。
ただし弟の不二裕太が観月に利用された際は静かながら激怒し、5ゲームを連取させておいて調子に乗せてからその後1ポイントも与えないという屈辱を与えており、一切の容赦を見せなかった。
手塚とどちらが強いのか
物語開始時から手塚に次ぐNO.2とされていたが実際にどちらが強いのかは曖昧で校内ランキング戦でも直接戦ったことはなかった。しかし原作第361話で過去一度だけ戦ったことが明らかになりその際は6-0で不二が圧勝していた。
しかし手塚はこのとき先輩に負傷させられた腕のまま試合をしておりそのことを知った不二が試合後激怒したことが回想されている。しかしその後対戦がなかったことについて不二は、どちらが上か決着がついてしまうのが怖かったため無意識に対戦を避けていたのかもしれないとしている。
切原戦では「今の不二は手塚をも凌ぐ」と言われ、全国大会決勝ではイリュージョンによって手塚になりきった仁王を破っているが手塚本人とは結局最後まで戦うことはなかった。しかし新テニスの王子様ではドイツに渡るためU-17から離脱を決めた手塚に試合を挑み敗北、ついに決着がついた。
不二周助 能力チャート
- パワー
- フットワーク
- テクニック
- ゲームメイク
- カリスマ性
不動峰の石田鉄には「お前のその細腕で俺の渾身のフラットショットを返せるかーっ!!」と言われており、事実パワーが不足している感は否めない
羆落としの際の瞬間移動、もしくは寸分の狂いもない予測だけ見れば満点だが、技発動時のみ異常に速くなると考えたほうがよさそうだ。
作中披露した技の数はキャラの中で最多の11個。さらに試合中に技を進化させるなど底が知れない。
技に重点を置いた漫画らしいテニスをする。高い実力を持っていながら追い詰められないと本来の実力を発揮できない点が痛い。
高い実力を持っていながらそれをひけらかすこともない温和な性格はまさに「能ある鷹は爪を隠す」という言葉が似合う。
プロフィール
- 誕生日 2月29日
- 星座 魚座
- 血液型 B型
- 身長 167cm
- 体重 53kg
- 利き腕 右
- プレースタイル カウンターパンチャー
- 足のサイズ 25cm
- 視力 左1.2 右1.0
- シューズ NIKE
- ラケット prince TRIPLE THREAT RIP,prince MICHAEL CHANG TITANIUM
- 学級 3年6組14番
- 得意科目 古典
- 苦手科目 理科
- 出身小学校 青春台第三小学校
- 委員会 卒業アルバム製作委員会
- よく訪れる学校スポット 写真室
- 好きな食べ物 林檎、ケイジャン料理、辛いラーメン
- 好きな色 ベージュ
- 好きな本 インテリア雑誌
- 好きな映画 ミュージカル
- 好きな音楽 ケルト音楽
- 苦手なもの 酢っぱいもの
- 趣味 写真、サボテン集め
- 座右の銘 大切なものは目に見えない
- 日課 サボテンの世話、モーニングコーヒーを飲むこと
- お小遣い使用例 サボテンの世話代
- 行きたいデートスポット プラネタリウム
- 今一番欲しいもの アンティークのインテリアや食器
- テニス以外の特技 ウィンタースポーツ
必殺技
つばめ返し
相手のトップスピンを利用して超絶なスライス回転をかける全く跳ねない打球。三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。
羆落とし
スマッシュをダイレクトに返球しスマッシュ直後で動けない相手の後ろに落とす三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。
白鯨
打球がホップするほど超スライス回転をかけ、逆風を利用して相手コートにバウンドした後自陣コートまで戻ってくる。三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。
消えるサーブ(バニッシングカット)
激しい回転をかけたアンダーサーブで、相手の手元で急激に変化するため消えたように見える。軟式のカットサーブによく似ている。
蜉蝣包み
第四の返し球(フォースカウンター)。どんなに複雑で激しい回転でも包み込むようにいなして無回転にして返球する。現実ではルール上認められるか怪しい技の一つ。
鳳凰返し
つばめ返しを進化させた新たな三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。つばめ返しよりも遥かに手前で打球が沈む。
麒麟落とし
羆落としを進化させた新たな三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。両手打ちにすることでパワー不足を解消した。
白龍
白鯨を進化させた新たな三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。ボールがホップし、相手コートにバウンドした後横方向に変化するため自陣コートに戻ってこない。
百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番
ガットの両面を使い二乗の超回転を与えることで相手の打球がネットを超えることができないほどの回転量となる。当初は第五の返し球と書いてファイナルカウンターと読ませていたが、全国大会決勝でフィフスカウンターと読みさらに上に行く意思表示をした。
ルール上怪しい技の一つだがそもそも実現不可能だろう。
星花火
第六の返し球(シックススカウンター)。ボールを上空へ強烈に打ち上げ、擂鉢状の会場に吹く風が高速落下する球に不規則な回転を与えることからその後不規則にバウンドする。アニメではバウンドした球は観客席へ入るという表現が追加された。
心の瞳
瞳を閉じてプレイすることで神経がとてつもなく研ぎ澄まされる。来た球を素直に打ち返すだけなので(逆に予測しやすそうだがなぜか)才気煥発による予測が出来なくなる。