出典:テニスの王子様 第41巻 162-163ページ 著者:許斐剛
幸村精市は立海大付属中の部長にして立海を全国2連覇に導いた「三強」の一人。神の子の異名を持ち、全国大会決勝まで無敗のうえ1ゲームも落としていない日本中学生テニス界最強の男。試合や練習中はヘアバンドを身につけておりベンチコーチをしているときはジャージの上着を肩に羽織っている。
柳蓮二は立海大付属中の3年生で幸村精市、真田弦一郎と並ぶ「三強」の1人に数えられている。戦略と技術に秀でており達人(マスター)の異名を持つ立海の参謀役。極端な糸目のため「柳蓮二の目を見ると石になる」という噂が立つほどだが試合中は稀に開眼することもある。
切原赤也は立海大付属中の2年生エース。リョーマ以外で一本足のスプリットステップを使える唯一の中学生で、立海OBと8人連続で練習試合を行うなど並外れた集中力を持つ。気持ちが昂ると目が充血して「赤目モード」になり相手選手に故意にスマッシュをぶつけるなどのラフプレイを多用するようになる。
柳生比呂士は立海大付属中の3年生でその誠実な言動や振る舞いから紳士(ジェントルマン)と呼ばれている。試合中は冷徹で眼鏡の奥の瞳が見えず、表情もほとんど変わらないという徹底したポーカーフェイス。超高速パッシングショット・レーザービームを得意とする。
仁王雅治は立海大付属中の3年生。相手の裏をかき欺く謀略と他人のプレイスタイルや技をほぼ完璧に模倣するイリュージョンからコート上の詐欺師(ペテンし)と呼ばれている。その精度から幸村をもって「真田にもそして俺にだってなれる」「立海で最も恐ろしい」と言わしめるほど。
丸井ブン太は立海大付属中の3年生で自ら妙技と称する常識離れした技の数々を持つボレーのスペシャリスト。ボレーヤーとしては氷帝の芥川慈郎から1年生の新人戦以来尊敬されているほどだが丸井もまた慈郎には一目置いている。口癖は「天才的ぃ」「~だろい?」。
浦山しい太は立海大付属中の1年生。頭頂部の髪をソフトクリームのように渦巻いて立てており、誕生日は彼の好物でもあるソフトクリームの日。周りに強敵がいてどんどんレベルアップしていくリョーマの事を羨ましがっている。語尾に「~ヤンス」を付けて話す。
真田弦一郎は立海大付属中の副部長。幸村、柳とともに立海三強の一人で幸村・手塚の不在時は中学テニス界の頂点に立つ男とされた。異名は皇帝。中学生とは思えない身長、体格と老け顔、さらには「たるんどる」「たわけ」などの古風な口調のため部の内外から年齢詐称疑惑を持たれている。
ジャッカル桑原は立海大付属中学校の3年生。ブラジル人とのハーフで色黒の肌とスキンヘッドが特徴。超人的な持久力から「4つの肺を持つ男」と呼ばれ対戦相手にはその鉄壁のディフェンスから点を奪えず自滅する選手も多いことから「鉄壁の守護神(ディフェンダー)」とも呼ばれている。