観月はじめ | テニプリの宮

出典：テニスの王子様　第7巻　82ページ　著者：許斐剛

観月はじめは聖ルドルフ学院の選手兼マネージャー。相手の弱点を徹底的に分析してチームに有利なオーダーを組み作戦を指示するなど司令塔の役割も果たす一方で、自身もそのデータをもとに相手の苦手コースを攻めるプレーヤーでもある。「んふっ」という独特な笑い方が特徴。

勝利への執着心が強く成長期の身体に大きな負担がかかることを知りながら裕太にツイストスピンショットを教えたことで不二周助の怒りを買い、青学戦では5-0から1ポイントも取らせてもらえずに逆転されるという屈辱的な敗北を強いられた。

また、自身のデータに絶対的な自信を持っており（実際かなりの精度で的中するのだが）徹底研究したはずの不二が苦手コースを難なく返してくることに大きく動揺していた。

新テニスの王子様の脱落タイブレークマッチでは乾が自ら持ってきた乾汁によって腹痛を起こし棄権したため不戦勝となった。

観月はじめ　能力チャート

試合の中でパワープレーは見らなかったことや体格から察するにパワーはさほどないのではないか。それ以前にハードヒットを得意としているのならそれを活かした戦略を立ててくるだろう。

試合前半は不二に遊ばれていたため定かではないが基礎能力の低いプレーヤーではなさそうだ。

相手の苦手コースに性格に打球をコントロールするなど収集したデータを活かすだけの技術を持っている。

データを集めるだけではなく事前に相手の弱点を突くための練習を積んで試合に臨んでいる。不二のように練習と試合で異なったプレーができたりよほど地力で勝るプレーヤーでなければかなり苦戦させられるだろう。

チームメイトを駒として扱う腹黒さから赤澤など一部のメンバーからは警戒されていたものの、知略とデータの正確さ、人心を掌握する口の上手さから大半のチームメイトから絶大な信頼を得ており実質聖ルドルフを仕切っていた。

相手の打球やコースを確率で読む乾のデータテニスとは異なり、相手の苦手コースを知ることに重点を置きそれを元に戦略を組み練習を積み上げる。ガットのテンションなどの細かい情報も収集している。