出典:テニスの王子様 第25巻 146-147ページ 著者:許斐剛
羆落としは不二周助の三種の返し球(トリプルカウンター)の一つ。相手のスマッシュを遠心力を利用してダイレクトに返しスマッシュを打った直後で反応できない相手の上空を抜いてベースライン際に落とす。
技データ
- 球威
- 使い勝手
- 回転量
- 決定力
打球自体はただのロブショット(山なりのショット)のため威力はほとんどないといっていい。
本来スマッシュを打たれる状況になった時点で絶望的なのだが羆落としが打てるなら状況は逆転するためむしろ相手にスマッシュを打たせるという本来考えられないゲームメイクすら可能になる。
描写を見る限りほとんど回転していないがあのタイミングで返球できればわざわざ回転をかける必要はないだろう。
スマッシュをダイレクトで返されればタイミング的にまずなすすべがない。ただ赤也にコピーされた際に不二自身は返球しているため世界観的には必殺ではないようだ。
テニス経験者から見た 羆落とし
スマッシュを打った直後はすぐに反応できないため実現できれば最強と言っていいがそもそもスマッシュをダイレクトで返すこと自体現実的ではない。まず反応が間に合わないうえ仮に反応できたとしても落下地点まで瞬間移動でもしなければならないだろう。
当然ながら不可能と言いたいところだが筆者の高校時代のチームメイトにやってのけた人物がいる。もちろん狙ったわけではなく、スマッシュを構えられた時点で諦めて後ろを向いていたら奇跡的にラケットに当たりさらに奇跡的に相手コートにロブになって返ったというまさにミラクルだったが。