向日岳人 | テニプリの宮

出典：テニスの王子様　第15巻　12ページ　著者：許斐剛

向日岳人は氷帝学園の3年生で月面宙返り（ムーンサルト）殺法を中心としたアクロバティックプレーを得意とするダブルスプレーヤー。赤髪のおかっぱ頭で女性的な外見だが性格は強気で猪突猛進、意地っ張りなところもある。「～（して）みそ」が口癖。

驚異的な跳躍力と柔軟さから菊丸以上のアクロバティックプレーができるが体力の消耗が激しいため関東大会では体力切れで後半から菊丸に上回られ、全国大会では持久戦に強い乾・海堂に対し短期決戦を挑みマッチポイントを握るも決めきることができず逆転負けした。

新テニスの王子様の脱落タイブレークマッチでは忍足侑士に完敗。その後崖の上のトレーニングで低空ムーンサルトを習得した。

向日岳人　能力チャート

スピードを活かしたプレーヤーで体格も比較的小さいためパワー勝負は苦手とするところだろう。

もはや無駄なほど高く跳ぶことができる跳躍力が持ち味でアクロバティックプレーで場をかき乱すが体力を大幅に消費するという欠点がある。関東大会では菊丸に対し「もっと跳んでみそ」と挑発していたがベンチにいたリョーマに「別に跳ばなくても・・・」と言われてしまっていた。

体操選手さながらのアクロバティックでテニスができる点は驚きだが、試合に直接影響するような技術に特筆するところはない。

自身の長所と短所をわきまえ短期決戦を臨んだことは評価できるが、菊丸のように体力をつけるかアクロバティックの使いどころを選ばなければ根本的な解決にはならないだろう。

実用性はともかく華のある魅力的なプレーをする。ただし性格が子供っぽく落ち着きがないため中心人物にはなれないタイプだろう。

驚異的な跳躍力を活かしたアクロバティックプレー。とにかく高く跳ぶためよほど体勢を崩さなければロブで抜くことはできないだろう。