ムーンボレーはネットに出た相手の上を山なりに抜く中ロブ気味のトップスピンボレー。通常のロブボレーと違いトップスピンがかかっているため軌道上対応しづらく、仮に打球に届いたとしても打ちづらい打球となる。大石はこのムーンボレーを針の穴を通すコントロールでライン上に落とすことができる。
技データ
- 球威
- 使い勝手
- 回転量
- 決定力
ロブショットの中ではもっともスピードのあるトップスピンロブだが性質上そもそも威力は度外視して構わない。
ダブルスではある程度レベルが高くなると並行陣(2人ともネットプレーに出た形)が基本となるため相手の陣形を崩すためにはロブショットが必須となる。ダブルスの中でトップスピンのロブボレーを打てる機会はあまりないが打てればかなり強烈なショットではある。
時間的に余裕がないボレー合戦の中で打つためあまり大振りはできず回転はかけづらいが、トップスピンがかかっているだけでも相手にしてみればかなり厄介なため極度にスピンをかける必要はない。
ダブルスでボレー合戦となった場合にこの軌道でライン上に落とされればひとたまりもない。見た目の地味さに反して強烈な決定力を持ったショットである。
テニス経験者から見た ムーンボレー
実際の試合の中では作中ほどしっかり構えて振り抜くほどの余裕はないためややトップスピンのかかったロブボレーという形になる。テニスの王子様に登場する技の中では数少ないほぼ完全に再現可能な技で、ボレーの名手であるスティファン・エドバーグなどが実際の試合でも使用している。