出典:http://dansyaku.cagami.net/news01207840819.htm
テニヌとはテニプリファンの間で使われる造語。テニプリの登場人物たちのあまりにも現実離れした身体能力や技、プレーなどに対して「これはもはやテニスではない。テニスの域を超えている」という意味合いを込めて使われる。場合によっては現実のテニスにおけるスーパープレーにおいても使われることがある。
テニス呼称の差し止め申請
元ネタは全日本テニス振興会が「テニスの王子様」に対し「テニスの呼称を使うことは、テニスプレイヤー、ならびにテニスをプレイしない人にとって誤解を招く怖れがある」として、テニスの呼称差し止め処分を東京地裁に申し立てたという真っ赤な嘘がネット上に流れたことに始まる。
嘘ニュースではテニスの王子様に対し全日本テニス振興会が「テニスというスポーツが誤解される恐れがある」として「テニス」という呼称を使わないよう東京地裁に申し立てたとされており、代理人である弁護士が「『テニヌ』『超テニス』など呼称を改めるよう対応を求めていきたい」と語ったとされた。
テニス偽記事作成の男を逮捕
その後、「新葛飾警察署は4月1日、足立区に住む自称作家の架神恭介容疑者(26歳無職)を逮捕した。 」というニュースが再びネット上を騒がせたが、こちらももちろん真っ赤な嘘である。
ちなみにこのニュースでは警察が家宅捜索の際、証拠物件としてテニスの王子様30巻を押収しようとしたところ容疑者が「僕の田仁志様に触るな」と捜査員に殴りかかっため、公務執行妨害で現行犯逮捕されたとされている。
テニスとテニヌの境界線
基本的には現実に起こりうるプレーなどであれば「テニス」で、あまりにもありえないようなプレーに対しては「テニヌ」とすることになっているが、厳密な定義はなく、どこまでを現実的とするかは人によって異なる。
ただ、テニスの王子様で描写されるプレーに現実離れしたものが多々あることは疑いようがなく、実際「テニスをバカにするな」と言われても仕方のないほどの描写も少なくない。
おそらくは作者自身も現実離れしていることは認識しているのだろう、単行本5巻の幕間では折れたラケットでまぶたを切ったリョーマが病院で医者に「キミたち本当にテニスをしているのかね!?」と言われる姿が描写されており、かなり早い段階で開き直っていたと思われる。
テニヌの例
どこからテニヌなのかは人それぞれだが、例えば筆者がテニヌだと思うシーンには以下のものがある。
- 打球がガットを完全に突き破る
- パワーショットの打ち合いで骨折する
- 打球に当たった選手が観客席まで吹っ飛ぶ
- 分身して一人でダブルスを行う
- 光速で移動する
- 至近距離で打たれたスマッシュをボレーで返したうえ回転をかけて手塚ゾーンを発動
- 10個のボールを使った熾烈なラリーでボールがネットに当たり、摩擦で燃え上がる