スカッドサーブは鳳長太郎の得意とする超高速フラットサーブ。スピードは時速194kmにも達し関東大会では海堂と乾に反応することすら許さずサーブだけでゲームを奪うほどで、跡部いわく氷帝学園でもあれを返せるのは(おそらく自分以外には)樺地くらいのもの。
その驚異的なスピードゆえにコントロールが難しいためフォルトすることも多く、サイドに打つときに手首をこねる鳳のくせも相まってセンターにしか打つことができないという弱点を乾に見抜かれて6連続フォルト(3連続ダブルフォルト)を記録してしまった。
全国大会ではこの癖を克服したうえネオスカッドサーブへと進化し、最高時速も215kmをマークし大会最速記録を樹立した。
技データ
- 球威
- 使い勝手
- 回転量
- 決定力
日本のトッププロ級のスピードを誇り海堂すらコースがわかっていてもなんとかラケットに当てて返球するのがやっとだった。文句なしのMAXにしたいところだが世界観的にはラケットや人間を弾き飛ばすような常識はずれの技もあるため、スピードの割に重い打球ではないのだろう。
ワイドを狙って6連続もフォルトしているのだからセンター以外全く入らないといってもいいだろう。とはいえこれだけの速度があればまともにリターンするのは難しいため、たとえ返されたとしてもチャンスボールが上がれば十分だろう。
速度からして間違いなく回転をかけずにボールをひっぱたくフラットサーブだろう。
初見ではまず返せないだろうがコースがセンターに限定されているため慣れればスライスやロブで返すことはできるかもしれない。しかしどちらもダブルスでは相手の前衛へのチャンスボールとなりやすいため宍戸に決められてしまうだろう。
テニス経験者から見た スカッドサーブ
高校時代のチームメイトに時速180kmのサーブを打つと言われるインターハイ選手がいたがもはや化け物だった。手の届くところに打たれても速すぎてスイートスポットに当てられないほど。正面に打たれようものなら凶器としか言いようがない。
鳳のスカッドサーブはそれよりもさらに速いのでダブルスで打たれたら為す術もないだろう。ちなみに世界の男子トッププロはこのスピードで回転系のサーブを打つという信じられない芸当を見せる。