木手永四郎 | テニプリの宮

出典：テニスの王子様　第31巻　95ページ　著者：許斐剛

木手永四郎は比嘉中学校の3年生部長で沖縄武術の天才児を集めて現在の比嘉中テニス部を作った人物。リーゼントとアンダーフレームのメガネが特徴の寡黙な性格で勝利の為には手段を選ばない非情なプレイスタイルから殺し屋の異名を持つ。

片足でも両足と変わらない生活が出来るほどの卓越したバランス感覚を持つため比嘉中でも唯一全方向に対して縮地法を使用することができる。また、部員達の技もほとんどは木手が教えたものである。

青学戦ではシングルス1で手塚と対戦。全方向への縮地法で4-0と優位に立つが手塚が百錬自得の極みを発動してからはビッグバンをはじめ全ての球種、回転、軌道、破壊力を倍返しにされなす術もなく敗北した。

脱落タイブレークマッチ

新テニスの王子様の脱落タイブレークマッチでは甲斐を威圧して戦わずして勝利。1軍入れ替え戦では君島の交渉を受け入れ1軍側に寝返ったかに見えたが、丸井がネット前での守備技ワンダーキャッスルを完成させたことに勝機を見出して交渉を決裂。

丸井と和解し彼を庇って遠野の処刑法を受け続けたが試合には敗北した。

細身だが田仁志にビッグバンを教えたもの木手でジャンプサーブにすることで巨漢の田仁志に劣らない高威力のサーブを繰り出していた。

筋肉を別々の方向へ働かせることで全方向への縮地法を可能にしており、ドロップショットやロブだけでなくスマッシュにも瞬時に追いついてみせた。

新テニスの王子様では比嘉中メンバーの技のほとんどを伝授したことが明らかになり、ビッグバンだけでなく大飯匙倩（オオハブ）や海賊の角笛（バイキングホーン）をも披露した。

手塚の百錬自得の極みの前にあっという間に敗北してしまったが、全ての打球を倍返しにされては他の技を繰り出しても逆効果なためどうすることもできなかっただろう。

恐怖政治的に部員たちを束ねているように見えるがその高い実力自体は間違いなく信頼されている。しかし「殺し屋」という異名の割にラフプレイが目立たなかった。これなら波動球を使うプレーヤーたちの方がよっぽど殺し屋に思えるが・・・。

筋肉を別々の方向へ働かせることで比嘉中のメンバーの中でも唯一全方向への縮地法を可能にしている。しかし縮地法は当初二次元的な錯覚として扱われていたはずだが横移動が可能というわけのわからない技になってしまった。

田仁志慧に教えた強力な威力を持つジャンプサーブ。通常よりはるかに高い打点から地面に叩きつけるように打つことで相手をラケットごと吹き飛ばす程の威力がある。

平古場凛に伝授した不規則な変化を何重にも起こす打球。飯匙倩（ハブ）と違いバウンド前から蛇のようにうねった変化を起こす。

甲斐裕次郎に伝授したショット。ラケットを裏手に持ち打球をギリギリまで引きつけて打つ攻撃的な技。