ワシの波動球は百八式まであるぞ

ワシの波動球は百八式まであるぞ
出典:テニスの王子様 第37巻 131ページ 著者:許斐剛

ワシの波動球は百八式まであるぞ は大阪四天宝寺中の3年生レギュラー石田銀の放った驚愕のセリフ。河村のダッシュ波動球を弟の波動球の倍以上の威力と評しておきながら自身の壱式波動球と同程度とし、弐式、参式で河村を圧倒したうえで放たれたこの一言は読者に畏怖と絶望、そしてちょっとした笑いを与えた。

レベルを壱式上げるとどの程度威力が上がるのか厳密にはわからないが、壱式でラケットを弾かれ、弐式で体が吹っ飛び、参式ではまるで超人漫画かギャグマンガとしか思えない吹っ飛び方をしているにもかかわらず、百八式まであってはどうあがいても勝ち目がないとしか思えない。

さらに、先のダブルス2では桃城・海堂ペアが勝利を収めており、後には手塚と越前といった勝ち要員が控えているためタカさんの敗北を予想した読者は少なくないだろう。それどころか拾弐式では観客席まで吹き飛ばされる始末だったため勝敗よりも河村の生死を気にかけていたのではないだろうか。

タカさんの意地

試合は一方的な展開となりゲームカウントは0-5。それでも河村は波動球を打ち続けて石田銀の腕の破壊を狙っていたが、銀は波動球を無効化できることが発覚。これ以上絶望を与えなくても…。

しかし0-40で迎えたマッチポイント、バランスを崩した河村のサーブはラケットのフレームにあたり偶然にも超強力ショット漢球(おとこだま)を打ち出した。これを真っ向から返そうとした銀は腕を骨折し棄権、河村はまさかの勝利を収めた。

結局百八式まであった波動球はその全てを披露することはなく、作中で登場した中で最も強力な波動球は弐拾参式波動球だった。

新テニスの王子様ではついに百八式波動球が登場したがデューク渡邊にあっさりと吹き飛ばされてしまった。ちなみに綴りは佰八式波動球となっている。

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